なぜ足に血液がたまりやすい

なぜ足に血液がたまりやすい

なぜ足に血液がたまりやすい

心臓から送り出された血液は体内を回って

また心臓にもどってくる水は上からから下に流れるもの

下から上にあげるにはポンプが必要です

ポンプの主動力は心臓の動きですが

実は足の筋肉の動きも補佐しています

人間の動脈には弁(自動ドア)のようなものが

何ヵ所もあり、心臓、筋肉、弁の三つの力で吸い上げていきます

疲れたり運動不足になると、筋肉と弁(自動ドア)は

活動しなくなり、足に血液がたまります

ふくらはぎの筋ポンプ作用

ふくらはぎの筋ポンプ作用

静脈の血液が心臓へ戻ることを静脈環流といいますが

動脈の中の血液は主に心臓の働きにより身体のすみずみまで行き渡ります

しかし静脈の流れには心臓の働きは影響していません

静脈の血液は呼吸をするたびに促進され心臓の方向へ流れますが

特に足では筋肉の働きが静脈還流に必要です

足の中で特にふくらはぎの筋肉が収縮すると

その間にある血管は圧迫を受け中の血液は心臓方向へと搾り出されます

そして筋肉が緩んだときに足の先のほうから来る血液で再び充満されます

歩行や足踏みはこの繰り返しで血液がふくらはぎの部分から搾り出されて行きます

このように足の血液が心臓に戻るためにはふくらはぎの筋肉が

非常に重要でふくらはぎは第二の心臓と呼ばれています

足の静脈還流には足の筋肉を使う歩行や足踏みといった運動が大切になります

長い時間じっと座っていたり立っていたりすると足がむくんできます

じっとしているときには足の血液はほとんど動きません

足に静脈の血液がたまり静脈の圧が高まってくると血管から血液の液体部分が染み出てきます

この水分が皮下にたまったものがむくみです

むくみを起こさないためには足の筋肉を使うことが大切です

足の静脈のしくみ

足の静脈のしくみ

足には深部静脈と表在静脈があります

深部静脈は足の深いところ金幕よりも下にある静脈で外からは見ることができません

動脈と一緒に走っていて非常に太く足の血液の90パーセントを深部静脈が運んでいます

表在静脈は筋膜よりも外にある静脈で一部は外から見ることができます

外から見ることができる静脈はすべて表在静脈です

表在静脈は無数に無数にあり足の表在静脈の中でも最も太い静脈が大伏在静脈と小伏在静脈です

大伏在静脈は足のうちくるぶしから上のほうへ走り足の内側を通り足の付け根で深部静脈と合流します

下肢静脈瘤の中で最も多いのは大伏在静脈が悪くなって起こる静脈瘤です

深部静脈と表在静脈とを結ぶ静脈が交通枝です

片足に100本以上あり血液を表在静脈から深部静脈へと流します

深部静脈と表在静脈にも足の静脈には弁がついています

大伏在静脈と小伏在静脈には7個から12個の弁がついています

心臓にも弁があり弁が悪くなる病気に心臓弁膜症があり静脈でも弁が静脈還流に大きな役割があります

足の静脈還流には足の筋肉運動が大切です

筋肉の収縮により血液は心臓方向へと搾り出されていきます

健康な人の足の血液は心臓方向にしか流れません

血液は上へ流れても下に流れないのはこの弁がの働きによるものです

静脈の弁は一方通行になっていて心臓方向には血液を流しますが

逆向きには血液が流れない仕組みになっています

このため足の筋肉運動で血液がしぼられたときには血液は上方向にしか流れません

交通枝にも弁がついていますが一方通行で

表在静脈から深部静脈へと血液を流しますがその反対方向には血液を流せません

この静脈の弁が正常に働かなくなると血液は逆流して正常な静脈還流ができなくなります

その代表的な病気が下肢静脈瘤です

エコノミークラス症候群

エコノミークラス症候群

飛行機の狭い座席に長時間座っていた乗客が呼吸困難や胸の痛みを訴え

最悪の場合には死にいたる病気をエコノミークラス症候群といいます

ロングフライト血栓症ともいいます

エコノミークラスに限らずファーストクラスの乗客にも起こり飛行機だけでなく鉄道や車でも起こります

長時間のテレビで足に感染症ができた人もいます

エコノミークラス症候群は長時間あまり足をつかわないために足に深部静脈血栓症が起こり

肺閉塞症を起こしてしまいます

飛行機や乗り物のなかで足を動かさないことがエコノミークラス症候群の大きな原因です

どれくらい運動をすればよいのかはわからず1時間に一度は

足を動かして筋ポンプ運動に足の血液の流れを促進することが大切です

運動は体重のかかった歩行や足踏みが最も効果的で

座席に座っているときには足首の屈伸運動を行うとよいでしょう

足を宙に浮かして動かすよりも床に足をつけて動かすほうがしっかり運動できます

運動と同様にふくらはぎのマッサージも筋ポンプ作用をうながし血液が足にたまるのを減少させます

飛行機のなかには湿気が少なく乾燥しています

そのために体が脱水症状になりやすく

脱水になると血液は濃くなり固まりやすい性質になります

十分に水分を補給して脱水にならないように気をつけることも大切です

トイレに行かずにすむように水分の摂取を制限する人もいますが脱水になる危険があります

飛行機の中でトイレを我慢しないことです

アルコールの摂取は利尿作用によりかえって脱水になってしまうことがあります

同様にコーヒーなどのカフェインのひっている飲み物も利尿作用があるので控えることが必要です

機内ではゆったりした服装でとくに足を締め付ける下着やゴムバンドなどを使用しないことです